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I LOVE遠賀川 2007 が開催
主催 ILOVE遠賀川実行委員会


 平成19年10月14日(日)、飯塚市遠賀川河川敷で、「ILOVE遠賀川」が20回目の開催を迎え、遠賀川に恩がえしをしようという市民でにぎわいました。

 20年前、飯塚市で、開かれた大学として市民に親しまれてきた近畿大学九州工学部(現近畿大学産業理工学部)の学科増設と九州工業大学情報工学部の開学を契機に、「学園都市づくり」を目指し、その方向つけの一端として「みんなで集まろう!考えよう!創ろう!」をスローガンに「21世紀の飯塚市を考える学園都市シンポジウム」が開催されました。

 そのパネラーに同大学に赴任されてきた曽根靖史教授が、「飯塚市の中央部をゆったりと川が流れ、周りの土手には一面に菜の花が咲き乱れ、まるで黄色いじゅうたんを敷きつめているようでした。でも、足元にはあき缶やごみが散乱していました。即座に市民と近大、九工大の学生たち1000人ぐらいで一緒に、このあき缶拾いをしたらいいだろうなぁ、と思いました。」と話されました。

 この言葉を契機に、実行委員会を設置、それぞれ部会を形成し、話し合いが何度も繰り返され、第1回の「ILOVE遠賀川」が無事開催されました。
「遠い昔から私たちにたくさんの恵みを与えてくれた遠賀川も、あまり身近にありすぎて見えなくなっているのではないでしょうか。遠賀川は私たちの生命です。私たちは『この母なる遠賀川』にやさしさと恩がえしをするために、川やその周辺の清掃をするものです。」を目的として掲げ、市民に呼びかけました。

 当初。1000人からスタートしたILOVE遠賀川も回を重ね、20回目には2500人から3000人の人々が遠賀川に恩がえしをしようと集まってきています。住民や子どもたちのスポーツクラブ・学生・企業・行政など、協力しながら実行委員会が運営され、「ILOVE遠賀川」が開催されています。飯塚市民の大きなイベントのひとつとして親しまれています。

 20回目を迎え、大きな節目となっていますが、現在、芳雄橋の架け替え工事が行われ、2年後には、生まれ変わった芳雄橋と河川敷がお目見えすることでしょう。

そしてきれいな遠賀川が!
 
 
 

 今回20周年目ということで、皆様の写真を撮らせていただきました。本当にありがとうございました。
 20年を迎え、この取り組みに関わってこられた皆様には、さまざまな事が思い出されたのではないでしょうか。
 近年の取り組みでは、参加者の皆さんが、ごみ清掃活動とともに、川で楽しむ事へとシフトしてきたようにも感じます。 2年後、芳雄橋の完成とともに、市民に愛され取り組まれた「ILOVE遠賀川」、夢が大きく膨らみます。