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香月・黒川ほたる教室

児童が誇る大人達の取り組み!
ほたるを通して命の大切さ、環境の大切さを伝える

 2011226日(土)恒例となった「黒川・香月ほたる教室」が北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館(こやのせ座)で第12回目を迎えて開かれました。

黒川は近年ほたるが舞う里として多くの人々に愛されてきています。この黒川を中心にさらに河川環境を良くしてほたるの里が広がっていくことを願って様々な人々が活動されています。

その活動の中心を担っているのが「香月・黒川ほたるを守る会」の皆さんです。そして、皆さんが支援している黒川・笹尾川が校区内を流れる6つの小学校(木屋瀬小学校・楠橋小学校・池田小学校・香月小学校・星ケ丘小学校・千代小学校)の児童です。

各小学校は一定の学年になると学習の一環として黒川のホタルや笹尾川の生きものたちを学びます。そして、命の尊さや環境問題に関心を持ち、川をきれいにすること、水質をきれいにすることで、たくさんの生きものが自然の中で棲みやすい環境を作っていくことの大切さを学ばれています。

そして、何より、この様な学習ができる喜びを多くの児童が感じ取っていました。

発表した児童は「この様な取り組みに参加していなかったら、ほたる祭りに行っても、ただきれいだね、で終わっていたと思う。ほたるを育て、ほたるの育つ環境を良くすることの大切さを教えていただいた地域の皆さんに感謝します」と発表されました。

児童は1年をかけてほたるの一生やホタルの棲みやすい環境づくり、生き物にとってもっともよい環境とは、等地域の人々から学んできました。また、生き物が棲みやすい環境作りに奮闘している地域の皆さんの活動をみて誇らしく思っています。児童達が学んだ成果を発表するのが、香月・黒川ほたる教室です。それぞれの小学校は、生徒と先生の創意工夫した発表となっています。大人たちは大変感動していました。

黒川や笹尾川では河川の管理者が、北九州市・福岡県県土整備。そして国土交通省です。そして、環境省の皆さんも、今回の報告会では児童の発言に耳を傾けていました。児童の夢がかなえられる日も遠くないことでしょう。でも、多くの児童が報告していたように、川の中や河川敷にはゴミがいっぱい。まず、ゴミのない川にしていきたい、と児童の声でした。

 
 
   
   
     
     
 
木屋瀬小学校3年生による「ほたるの一生と水の中の生きもの」を発表 
楠橋小学校4年生「黒川博士になろう」を発表 
 
 池田小学校4年生「私たちの黒川」を発表
 
 星ケ丘小学校3年生「ホタルがいっぱい未来の笹尾川」を発表
 
 千代小学校3年生「ホタルの秘密を知ろう」を発表
 
香月小学校5年生「守ろう黒川の宝物」 
 
 韓国自然学校「孟山蛍自然学校の話」