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第2回 遠賀川むしめづる観察会

私たちは遠賀川からたくさんの恵みを受けながら、そのことが当たり前と感じてきました。

「遠賀川は市民が水辺まで近寄ることができる身近な川でありながら、一方、絶滅危惧種や珍しい植物がたくさんある。こんな面白い川はあまりない」と遠賀川に魅せられた関西や福岡で「むし」をメンイに自然観察会に取り組まれている「むしめづる会」の皆さん。

会の皆さんは、多彩な「むし」が生きている遠賀川にもっと もっと親しみ、遠賀川の魅力と遠賀川に生息する生き物たちのつながりを気づいてもらおうと「遠賀川むしめづる観察会」を開催しています。

5月1日に続いて2回目が6月5日(日)(10時~12時)に開催されました。
会の皆さんは毎回テーマを決めて取り組まれます。今回は「穂波川のカラフルな花、おもしろい形の植物、とチョウを観察しよう」とテーマです。

が、参加した子どもたちは身近にチョウが舞っているので、嬉しくて、嬉しくて、チョウをとるのにもう夢中、河川敷一杯に走り回ってチョウをつかまえます。

つかまえたチョウを会の主宰者である岸本さんが説明。子どもたちは次々につかまえています。「モンシロチョウ」「モンキチョウ」ベニシジミ」「ヒメアカタテハ」を次々にゲット。「赤いチョウのヒメアカタテハはとてもすばしっこく、つかまえるのは大変なのに、良くつかまえたね」と子ども達の行動にびっくりしていました、

また、チョウの足は何本でしよう?と質問に、子どもたちが数えてみると4本しかありません。しかし、良く見ると前の方に小さいかわいらしい足らしきものがありました。顔にはふかふかとぬいぐるみのような感触があり「かわいいでしょう」を連発。かわいいと言われて見るとかわいらしく見える?不思議な岸本さんの関西弁の話術にひきこまれ、虫の苦手な人も虫好きになっていくような!

参加した大人達は、昔見た草花を見て、当時の思い出を懐かしむように話されます。そして、子ども達に笹舟の作り方を教え、一緒に川に浮かべていました。

河川敷を歩きながらいろんな虫や花に出会いで大人の人は子どもの頃の自分を懐かしんでいました。今回、「むしめづる会」の皆さんと本当に楽しい時間を過ごしました。そして、なにより、参加された皆さんは、虫を通して、仲間がいることの楽しさを感じたのではないでしょうか。


第2回遠賀川むしめづる観察会・まとめ(むしめづる会へ)詳しくはこちらから
 
 今回の観察会のメンバーです。

 
昆虫が大好きのようです。真剣なまなざしで話に聞き入っていました。  
網の中には一杯何かが。なにかな
   
アカザの新芽です。きれいな絵ハガキに染められます。 
   
   
   
   
   
デシコ科:(外)ムシトリナデシコ  :花の付け根がねばねばします。
このねばねばでむしを捕る,という意味でムシトリナデシコです。ただし,食虫植物ではないそうです。
(岸本さんまとめより):子どもたちは見つめたり。そっと触ってみています。
 
   
白い花ユリ科:ノビル
:花が咲いているもの,むかごがついているもの,いろいろありました。
むかごを持ち帰って植えるといっぱい増えます。(岸本さんまとめより)
 
 
 
   
笹舟を作りました。 
   
   
   
   
   
   
   
笹を飛ばして昔懐かしい遊びです。 
   
みんなで目に付いたゴミをとりました