2012年のページへ

心を癒すふるさとの自然を次世代に残すために

 

遠賀川の源流から約8km下流に位置する嘉麻市宮吉区の中心部を遠賀川が流れています。遠賀川は心をいやす憩いの場であり散策のコースでもあります。また、初夏にはホタルが舞う皆さんの自慢の里です。この素晴らしいふるさとを次世代を担う子ども達に手渡そうと区民が地域づくりや保全活動に取り組んでいます。

7月8日(日)は「宮吉区遠賀川をきれいにする会」の定例の草刈りと総会が開催されました。
総会終了後に「心を癒すふるさとの自然を次世代に残すために」をテーマに青木 宣人氏のお話がありました。

青木氏は自然再生といっても森林、農山村、都市、河川、海とフィールドによる特性に違いがある。そのため、地域住民がその地域の歴史、文化を基に取り組むことが自然再生に向けた身近な取り組みの指針となる。土地と人々の絆、人と人との絆を取り戻すことでその地域の人が『末永く幸せに心豊かに』暮らしていくための見通しをつけようというのが『自然再生』です」と話されていた。

会員で参加していた男性は「青木さんからたくさんの地域おこしをアドバイスして頂いた。区の人達が力を合わせて地域を何とかしようという機運が高まって来た。子ども達が誇れるふるさとになるように、今の大人達が頑張らないといけないと思った」と感想がありました。
また、「子ども達と川で遊ぶ機会が多い。この地域は本当に恵まれている。しかし、昔はウナギやモクズガニなど海から川にのぼってくるカニや魚がたくさんいた。昔のような川を取り戻すためにも何とか頑張りたい」と懐かしむように話された会員もいました。