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第18期 遠賀川水系水質保全モニター委嘱式
1月10日(水)遠賀川水系水質汚濁防止連絡協議会

1月10日(水)第18期 遠賀川水系水質保全モニター委嘱式が遠賀川河川事務所で行われ、8人のモニターさんに、遠賀川水系水質汚濁防止連絡協議会の幹事長である国土交通省遠賀川河川事務所 浦山所長より委嘱状が手渡されました。

交付後、水質保全モニターについてのお話や遠賀川の現状や意見交換を行いました。

遠賀川の水質状況としては、水質目標(BOD環境基準値)は遠賀川水系全域で計画、当初に比べて改善傾向にあり、環境基準値をほぼ達成しているということです。しかし、まだ、流域全域で清流にいる魚たちが棲める状況まで水質が改善されたとは言えません。

昨年7月、九州北部豪雨による彦山川の上流では大きな被害が発生しました。洪水により遠賀川の河口堰には大量の流木やゴミが流れ込みました。塵芥捕捉設備等で回収された量は過去最大でした。

また、水質事故は一昨年から減少したものの、12件発生、油類の流出です。その内の5件は原因が分からないようです。本年度は水質事故が減少するようにと願っています。

嬉しい報告では、小中学校や地域からの河川環境学習会が昨年に比べて増加しているとのことです。多くの児童や生徒に、川をもっと身近に感じ、私達にとって命を守るための大切な川であり、時として災害をもたらす川でもあることを学んでほしいと思います。

水質保全モニターも河川環境学習会に参加し児童たちの学習支援等を行ってきました。