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次の世代に水害の伝承を
5月22日 飯塚市立菰田小学校

〜次の世代に水害の伝承を〜

児童が地域住民の体験談を交えた、水害の歴史と水防災、排水機場の役割を学びました。

5月22日(水)、飯塚市立菰田小学校4・5年生の児童は、校区内にある菰田排水機場を見学、菰田排水機場の役割や災害から身を守ることの大切な行動などを国土交通省遠賀川河川事務所の職員の方からお話を聞きました。

また、地元の方は、実際に災害を経験したことや、菰田の歴史、展示されていた炭坑の写真や石炭、石炭でつくられた抗夫の像を紹介しながらお話しました。

今回5年生は、昨年に続き2回目の見学です。
5年生の児童は、「4年生の時は施設が大きくびっくりしたことが残っていましたが、今日は菰田排水機場があるので私たちが安心して暮らせること、地域の皆さんに守られて暮らしていることなどが分かり、今日の話を家に帰って家族のみんなに話します。」と話していました。

今日、児童達は貴重な経験をされたことと思います。見学の様子や大雨が降った時、自分の身を守ることの大切さなど家族の皆さんと話し合われることでしょう。

災害から身を守ることは、何度も学習することの大切さを子ども達の感想から感じました。

菰田地区は地形的には大雨が降ると水害が起こる地域ですが、菰田排水機場が整い、昨年の記録的な大雨でも大きな被害は免れたということです。