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中間市遠賀川式土器遺跡発掘体験講座
2月14日 福岡県教育委員会 中間市教育委員会

    
  

2月14日(土)、中間市垣生の遠賀川河川敷において「遺跡発掘体験講座」が開催されました。
本物の遺跡で実際に土を掘り、土器や石器を探すことができる貴重な体験講座です。当日は子ども連れのご家族をはじめ、珍しい体験をしてみたいと集まった約40名の皆さんが参加しました。

最初は固い土にスコップを入れるたびに力が入り、皆さん真剣な表情で掘り進めていました。しかし、土の中から小さな土器のかけらが見つかると、「あった!」と嬉しそうな歓声が上がります。

やがて発掘作業にも慣れ、慎重に土を取り除きながら掘り進めていくと、少し大きな土器や石器も見つかるようになりました。1時間の作業を終えた後は、出土した土器についた土を丁寧に落とす作業です。少し寒さもあり、こわばった手で水を使いながら、「どんな模様が現れるのだろう」と期待を込めて、寒さも忘れるほど熱心に洗っていました。

最後に講師の先生から、今回見つかった貴重な土器や珍しい出土品についての説明がありました。当時の人々がどのように使っていたのかを分かりやすく教えていただき、参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。

子どもたちも大人も、時をさかのぼるような体験に目を輝かせ、会場は笑顔に包まれていました。

遠賀川が現在の流れになったのは江戸時代に入ってからで、それ以前は大雨や洪水のたびに流路を変える川だったといわれています。そのような自然環境の中でも、弥生時代には遠賀川流域で稲作が発達し、中間市垣生の地域にも多くの人々が暮らしていました。

垣生遺跡からは「遠賀川式土器」と呼ばれる土器が多く出土しています。壺の肩の部分には、貝殻やヘラを使って描かれた羽状文などの美しい幾何学模様が見られるのが特徴で、当時の人々の高い技術と豊かな文化を今に伝えています。